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ほろりと思う [音楽]

楽器店主催の大人のためのサロンコンサートに参加するため、
生徒さんに同伴してきた。
参加した私の生徒さんは、脳梗塞で倒れ、
リハビリのためにピアノを習い始めたおばあちゃま。
レッスンを初めてまだ数ヶ月足らずでの本番となったのだが、
止まりながらも(ご愛敬)懸命に弾ききった。

コンサート後にご家族の方から頂いたお手紙には、
「入院していたことを思い出すと、ピアノが弾けるようになったことが嬉しく思います。」
とあった。

一歩進んで二歩下がる、というペースのレッスンではあるが、
演奏後、ご家族から満面の笑顔と拍手で迎えられていたおばあちゃまはとても幸せそうだったし、
ご家族もまた、明るくすてきな笑顔をしていて、
なんだか今頃、この仕事をしていてよかったなと、ほろりと思ったのだった。

レベルとか、玄人、素人、色々振り分けるモノはあるけれど、
いつもとは違う目線で、音楽というものを見た気がした。

教える側は、常に教わる側なのだと、つくづく。
果てしなく続く学びの旅。どこまで行けるのだろう。

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もんこ

脳梗塞は辛いですが、音楽によって前向きに
生きてはるのは、素晴らしいですね。
指を動かす事は、脳に良いと聞きますし、
お婆様もますます良くなられるといいですねv。
お婆様もmimiさんと楽しくレッスンできて、
幸せなんだと思います。
by もんこ (2009-07-12 17:35) 

mimi

>もんこさん

少しでもピアノを弾くことがリハビリや楽しみになっていたら、嬉しいですねー。こんな私でも、少しお手伝いが出来るのかなと嬉しくなりました。
音楽の在り方は、その人によって様々な形があるんだなぁと今更ながら思いましたよ~。もんこさん、体調に気をつけてお過ごし下さいね^^。
by mimi (2009-07-13 10:32) 

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